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コラム「フィルターを使うのは考えもの」

フィルターは、通常、色彩を上げたり、
余分な光の反射を除去する時に使用するものだが、
被写体を選ばないと大失敗となることがある。
実はフィルターがレンズの解像度を邪魔するのだ。
便利なフィルターも、時として、仕上がりに思わぬ方向に
作用することがあるので注意したいところだ。

■エンハンスドフィルター
ある一定の色に色調をあげて彩度を上げるために掛けられるフィルター。撮影時の状況を把握してから、使うか使わないかを決めたいところだ。
 
失敗した例
フィルター使用 フィルター未使用
カナダへ紅葉を撮影しに行った時、紅葉の赤を強調してみようと思い、フィルターを使ってみた。しかし仕上がりを見ると、紅葉の赤にあまり反応せず、かえって暖かい赤が消えてしまった。結局フィルターをかけずに撮影したフィルムで助かった。一概にこれが正しいわけではないけれど、自然界に存在するさまざまな色を表現するのは、結構難しい気がする。
■偏光フィルター
余計な反射を除去する時に使用するフィルター。通常2枚のガラスのひずみを利用し、入ってくる光の軸を意識的にカットする。こちらも使えば良いというものではない。例えば晴れの日に撮影する場合、ギラつく太陽の光の反射は、意外と被写体を強く映し出し、良く見せることもある。その光を抑えてしまうと、コントラストを無くしてしまうのだ。やはり使い方に気を付けなくてはと思う。よく使われるのは、青空の色を深くする時などだ。
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