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水分の補給

今さら信じている人はいないだろうが「運動中に水を飲むとバテる」というのは
大きな間違いである。それどころか、運動中に水分を補給しないというのは、
非常に危険なことなのだ。

ヒトのカラダは、体重の2〜3%の水が失われると
動くことができなくなるといわれている。体重が60kgであれば1.2〜1.8kgの
水分ということになる。カラダの中の水分がなくなり、血液濃度が増し、
血液の粘りが強くなると、毛細血管中の血液の循環が悪化して、
酸素と栄養が全身に行き渡らなくなる。同時に二酸化炭素や老廃物も
排出されにくくなってしまうのだ。

MTBは発汗量の多いスポーツだ。高温多湿の状態でヒルクライムをすると、
1時間に500ccもの汗をかくこともある。カラダの中の水分が少なくなれば、
ペースもダウンしてしまう。また、水分を補給するだけでも、
疲れ方はずいぶんと違うのである。 水分補給で大切なことは、
「のどが乾いた」と感じてから飲むのではないということ。
ペダリング運動をしていれば、当然汗はかいている。
のどの乾きを感じるということは、すでに機能低下が始まっていると考えてもよい。

 
  一口ずつ、数回に分けて飲む!
  1度に大量に飲むのではなく、一口ずつ、数回に分けて飲むのが正しい。体内の水分をなるべく一定に保つようにするのがポイントだ。飲む量は発汗の具合にもよるが、夏の登りならば1時間に500cc以上もの汗をかくことがある。したがって、運動する前には、コップ1杯ほどの水を飲んでおくのも手だ。
 
  バイク用ボトルならライディング中でも飲める
  バイク用ボトルはライディング中でも飲めるようになっている非常に便利な道具だ。ボトルの中身は、水でもスポーツドリンクでもいい。スポーツドリングは発汗と同時に排出された塩分やミネラル、さらには燃焼効率を高める糖分などを補給できる。また、ライディング中は薄めておいた方が飲みやすいだろう。
 
   
  ボトルの水は、ケガをしたときに傷口を洗い流すという使い方もできる   ボトルの中身が水ならば、暑い時に頭からかぶってクールダウンすることもできる

レーション(行動食)の補給

エネルギーの補給を怠るとハンガーノックといって、極端に運動機能が
低下した状態となる。ペダリング運動はできないし、回復にも時間がかかってしまう。
レーションの内容はナッツやドライフルーツが中心。一般的に、
チョコレートなどの甘いものがよいともいわれているが、砂糖を多く含んだ食べ物は、
一時的には元気になるが、その後一気にパワーダウンする性質がある。
その点で果糖であるドライフルーツは、パワーを維持しやすいレーションなのだ。
 レーションは空腹を感じたときではなく、休憩の度に口に入れる。
そのためにはポケットやスエストパックなど、取り出しやすいところに
入れておくことが必要。食欲が落ちる夏は、ゼリー状のレーションも重宝する。

 
  手軽なものでもOK!
  手軽に買えるものでも、レーションとして役立つものも多い。左からバナナチップ (150円)、ミックス&ナッツコーン(200円)、シリアルバー・ナッツミックス(100円)、ヨーグルトレーズンチョコ(120円)=無印良品。
 
  好みのレーションでトレールミックスを作ろう
  好みのレーションでトレールミックスを作るのもいい。アメリカのMTBツアーなどでは最も一般的なレーションの一つだ。ドライフルーツやナッツ、チョコレート、クッキーなどを好みに合わせてパックする。ジップロックなどのような袋を使えば、こぼれ落ちることもない。簡単に食べられるし、行動中はゴミも出ない。
 
  スポーツ用サプリメントも有効
  スポーツ用サプリメントも非常に有効。通常のレーションと比較しても、明らかに持久性や疲労度が違うことが分かる

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