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ブレーキング

ブレーキの主な役割は止まること、そしてスピードをコントロールすることの2つだ。
スピーディーに走れるのも、実はブレーキあってのこと。
また、MTBは山道を下ることも多いので、他の自転車に比べてはるかに
制動力の大きいブレーキを装備している。
ここで紹介するブレーキ・テクニックを駆使して、MTBを乗りこなそう。

[ブレーキングレバーの握り方]
 
[ブレーキングフォーム]
[前ブレーキの性能]
 
ブレーキレバーの握り方
ブレーキレバーを操作する指は、人差し指と中指の2本が基本(写真1)。
もしくは、中指と薬指で操作してもいい(写真2)。
他にも人差し指のみ、あるいは中指のみという方法もある。
「止まる」ではなくスピードコントロールのためなら、
一本指でも十分な場合もある(写真3)。大切なことは、親指、手のひら、
そして残りのどれかの指でしっかりとグリップを一周するようにつかみ、
グリップをしっかりとホールドすること。指を4本ブレーキレバーにかけるのは、
十分にグリップをホールドできないので危険だ(写真4)。
 
  写真1 ○   写真2 ○
   
 
  写真3 ○   写真4 ×
   
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ブレーキングフォーム
ブレーキングのときは、慣性の法則が働き、カラダは前に投げ出されようとする。
そうならないために、サドルから腰を浮かせて、オシリを後ろに引く。
こうなると後輪方荷重も増え、後ろブレーキも効きやすくなる。
 
 
 
悪い例
  ブレーキングは後方荷重がポイント。ただし、その際、ひじやひざを突っ張りすぎると路面からの振動に対して、反応できなくなる   後方荷重せずに前ブレーキを強くかけてしまうと、後輪が持ち上がり、前転してしまう
 
ブレーキング時にかかる力
 
 
  ブレーキをかけると、MTBとライダーは前へ投げ出されるようになる。後輪は持ち上がり、前輪は地面に向かって押し付けられるような力が働く  
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前ブレーキの性能
MTBを押しながら歩き、前ブレーキをキュッとかけてみる。
MTBは瞬時に止まり、後輪は浮き上がる。後ブレーキをかけた場合は
タイヤはロックされるが、MTB自体は止まらずにそのままズルズルと
引きずっていくことになる。これが前後のブレーキの制動力の差だ。
これは乗車していても同じこと。広場に線を引いて、そこに向かって走り、
前後のブレーキで制動距離を比べてみる。結果は前ブレーキが後ブレーキに対して、
半分から3分の1くらいの距離で止まるだろう。言い換えれば前ブレーキは、
後ろブレーキの3倍効くということである。
 
 
  前ブレーキをキュッとかけてみると、後輪は浮き上がるほどよく効く。これが前ブレーキの特徴だ
 
●前後ブレーキの使い分け
 前ブレーキの制動力は非常に大きいため、前転しやすいという危険性もはらんでいる。だからといって前ブレーキは控えめにというのは、買い物用自転車の発想。スポーティーライドでは積極的な前ブレーキが、楽しみを広げることになるのだ。
 
●どう使い分けるのか
 ブレーキをかけるポイントは、コーナーや急坂に入る手前。急ブレーキにならないようジワッとかけて、十分に減速を行なうことが大切だ。しかし、そうはいっていられないときもある。十分に減速してコーナーに入ったつもりが、実際は思ったよりもそのコーナーが深くて、ブレーキをかける必要にせまられることもあるからだ。そんなときに使いたいのが後ろブレーキだ。後ろブレーキはバランスの変化が少ないからだ。
 そういった意味から前後のブレーキの位置付けをするなら、制動力の高い前ブレーキがメインとなる。効きは強くはないが、ライディングバランスに影響の少ない後ろブレーキは、サブということができる。もちろん前後のブレーキを同時に使うことも効果的だ。
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