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“これからタイイングを始めたい”という方のために、最も基本にして必須の行程である「ファンデーション(下巻き)」から解説します。タイイングの難易度からいうと、このパターンは5段階の下から2番目あたりに位置します。つまり“かなり簡単”なパターンです。それに対し実践度は、同じく5段階のトップ、すなわち最高ランクに位置づけられます。
そもそもはユスリカの蛹(ピューパ)、それも羽化のために水面に浮上した状態を模したもの。その状態を捕食する際、鱒は口腔部分で水面を割りますので、必ず「捕食波紋」(ライズ・リング)を作ります。このパターンは、そうしたライズが見られる状況用。サイズを変えればメイフライ・イマージャー(フローティング・ニンフ)やカディス・ピューパとしても効きます。#14から#22まで、ご用意のほど。ここでは#18を使用。最も汎用性の高いサイズです。 |
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ボビンからスレッドを3〜5cmほど出しフックシャンクに対し斜めに掛けます。ボビンの角度にご注目。先端ノズルとスレッドを鋭角にするとしっかりと巻けます。 |
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フック・アイから2〜3mm程度巻いてボビンを放します。 |
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| 3. |
CDCフェザーを2枚重ね中央部からまず片側のファイバーを20〜30本程度をシザーズでカット。左指でつかみ写真の要領で行います。 |
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カットしたファイバーを一旦右指でつまみます。広がっているファイバーを束ねるためと、取りつける際、ファイバーを長めにするためです。 |
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| 5. |
さらに左指でつまみなおします。やや長めに残るようにつまんでください。短いファイバーが1〜3割程度、間引かれますが気にしないでください。 |
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そのままシャンクに巻き留めます。指先を少し開き、そこにスレッドを掛けてギューッと引き絞ります。これを2回行い固定します。 |
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| 7. |
CDCフェザーの片側のファイバーを同じ要領でカットし、そのままシャンクに巻き留めます。余りはカットします。 |
| 8. |
ウイングの取りつけはこれで完了。CDCファイバーのカット法や取りつけ方にはいくつかありますが、最も簡単にして無駄がでず、そしてもう一点、ファイバーから生える微毛の向きが下側に向くという点が特長。よく紹介される方法はなべて微毛が上向き。下向きのほうが若干といえど浮力面では勝ります。 |
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| 9. |
そのままスレッドをフック・ベンド部まで巻いておきます。 |
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ボディ材のピーコック・アイ・ハールを4〜6本取り、まとめて爪でしごき微毛を取り除きます。ゆっくり丁寧にしごかないと裂けますので要注意。 |
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| 11. |
かなり除去できたら1本を取り丁寧に除去します。場合によっては微毛を爪ではさんでむしるように。 |
| 12. |
シャンクにクロスさせ細いほうを下にして巻き留めます。裏表は関係ありません。 |
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| 13. |
スレッドは、ボディ材をしっかり巻き留めながらウイング下まで移動。 |
| 14. |
ボディ材を隙間なく巻きます。鮮明な濃淡模様が“虫のボディ”そのものです。 |
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| 15. |
ウイングの根元まで巻いたらスレッドで巻き留め、あまりをカット。その部分に10数回程度スレッドを巻き、小さめのソラックス部を作ります。 |
| 16. |
ウイング材を持ち上げながら前側をスレッドで6〜8回程度巻き、ウイングを立てます。ウイングはやや前傾気味にするほうが、水面に投射した際、ボディが沈み理想的な姿勢を作りやすくなります。 |
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| 17. |
続いて、ウイングの根元部分を4〜6回ほど巻きウイング全体を若干絞り気味にします。一般的には、この部分を巻かない方法が紹介されますが、凄腕としてつとに名高い杉坂研治氏によれば“こうしたほうが効き目がアップする”。明解な理由がありますが省略。実際、間違いなく効きますのでどうぞお試しを。 |
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アイ側にスレッドを1回掛けてフィニッシュします。 |
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| 19. |
ヘッドセメントをソラックスを含めボディ全体に均一に塗ります。ボディの補強とともに光沢アップのため。2回(以上)重ね塗りをしたほうが光沢性は増しますが、その場合、最初の一塗りが完全に乾いてから(3〜5分必要)行ってください。 |
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ウイングを適度な長さにカットして完成です。長さはシャンクと同じ長さか、少々長い程度が基本です。 |
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