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[パラシュート・アント・タイプ]
(フォーム・パラ・アント)

| アントのサイズは4〜15mm。フックサイズにして#26〜#8。通常は#14前後が多用されます。アリに限らず陸生昆虫は水が大の苦手。水面に落下すると完全に浮くことはまずなく半沈み状態になるものです。アリは比重が軽いため水面に絡むような状態が常ですが、ただしそれは落下直後。もがけばもがくほど表面張力が減少して沈み出し際どく浮揚。捕食されやすいのはそういう状態。水中からは小さくても色が色だけに目立ちます。パラシュート型はまさに最適。写真のパターンは浮力剤不要。それでも浮揚持続力抜群。 |
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[ドライウエット・アント・タイプ]
(アンイーブン・ボディ・アント)

| 左記のとうり水面に落下したアントはいずれは水没。表面直下を流されます。むろんその状態も格好のターゲット。フライも時に水面下に完全に没した状態のほうが鱒の出が断然よくなることがあります。どことなくミッジングなどライズフィッシングに似ていますが、ハックルをパラリと薄く巻いた写真のようなパターンは、それ向き。浮揚・沈下兼用ゆえ“ドライ・ウエット”。ボディに透過性・光輝性に優れた素材使用。細かな凹凸はそれら光効果を複雑にするため。なおアリは、茶系は里川、上流域は黒系がそれぞれ主体。 |
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[シェルバック・ビートル・タイプ]
(ストラグル・ビートル)

| ビートル・パターンはシェルバック型が定番。素材はディアやフォームが主流。最近はCDCも使われます。写真のパターンは中川恭介氏作。かなりラフな仕上がりですが意図的なもの。ビートルも水は苦手で落下すればもがきます(STRUGGLE)。そのサマを“暗示”。また時に羽ばたこうとしますがCDCウイングはその“暗示”。ドライの場合“使い古したフライのほうが鱒の出がいい”はよくいわれること。ラフな構造は複雑で目立つ光文様(ライトパターン=捕食喚起信号)を作るため。一般渓流では重要な点です。
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[ハックルド・ワーム・タイプ]
(スキトール・ワーム)

| ガやチョウの幼虫は落下具合によっては水面に浮くこともありますが、やがては沈下。浮いた状態は水中からたいへん目立ちます。また光線の具合によってはかなり透過。写真のパターンはケムシ(ウーリーワーム/キャタピラー)状ですがハックルは透過性に優れたミディアム・ダン。それ自体はさほど目立ちません。しかし水面に浮かせればカットしたハックルが作用して複雑な光文様を現出。沈めて使えば茫洋感を醸し出します。またこのハックルは水を“噛む”ため水面・水中ともドラッグを軽減。わずかといえどもです。 |
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[エクステンド・ホッパー・タイプ]
(ウールヘッド・ホッパー)

| わが国で模倣対象となるバッタは体長2〜3cmの中型サイズ。フライ創作という点でも“手頃”。米国産の3cm以上もある大型パターンもよく紹介されますが、あくまで米国の鱒用。鱒のクチのサイズが違います。しかもボディが硬質。すなわち30cm未満の日本の鱒相手ならサイズは中型で柔軟な素材主体。フッキング率が段違い。エクステンド型が主流になるのは必然。写真のパターンはポリヤーン系素材をツイスト。ヘッドはラムズウール。どちらも極めてクチ当たりヨシ。レッグは不要ながらはるかに“らしく”なります。
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[ブリヘッド・クリケット・タイプ]
(リッフル・クリケット)

| コオロギもイナゴなどのバッタ類も梅雨明け頃から多数を見かけます。“秋の虫”という印象が強いものですが幼生種は6月頃から活発に活動。羽翅がありませんので跳ねるだけ。流れに飛び込む危険性は高くなります。水面に落下すると、その丈夫な肢脚を動かし“泳ぎ”ます、というより“漕ぎまくり”ます。当然、鱒の目につきやすくなり“バシャ!”。写真のパターンは渡辺隆氏考案。ラバーレッグをやや長めに取りつけていますが流水(RIFFLE)での動きには凄いものがあります。初めて目にすると驚愕しますよ。
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