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[フェザーウイング・タイプ]
(フェザーウイング・パーマシェン・ベル)

| このタイプの特長はウイングが柔軟ながら適度なハリがあり、そして軽量のためキャスティング時に不要な空気抵抗を受けてトラブルを起こすことが少ないという点です。しかも水に馴染みやすく浮力もあるため、水中での安定性もよくリトリーブ時や流水抵抗を受けた際の動きはスムーズそのもの。審美性に富む多くのパターンがありますが、写真のパターンは有名なウエットのストリーマー・バージョンです。ウイングの赤やスロートの黄は小魚のボディを象徴。リトリーブ時にはより増幅。水際立ったタイイングは望月和美氏です。 |
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[マツーカ・タイプ]
(松風涼)

| ニュージーランド(NZ)産のタイプです。左との違いはウイング材をリブ材でシャンクに巻き留めている点。安定性は上。また動きもです。ベンド部で固定されたテール部は“方向舵”。これのお陰で流水抵抗を受けると左右に大きく揺動。小魚そのものです。写真のパターンのウイング材は“噂のハックル”「コック・デ・リオン」。色模様が秀逸。さらには材質。ファイバーは細くてハリがあり巻き留めると適度に拡散。そのため通常のハックル等より動きはさらに魅惑的に。なお“松風涼=マツーカ・デ・リオン”。 |
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[マラブー・マツーカ・タイプ]
(メイン・メーン・パープル)

| 上右と同タイプながらウイングをマラブーにすると機能性は大きく変わります。“MATUKA”とはNZに生息するサギ科の鳥で先住民族であるマオリ族の呼び名。そもそものオリジナルがこの鳥の羽根を使用したため、その名があります。以来、他のクイルやハックルを使用したものもマツーカと呼称。それらの素材とマラブーの違いは動きと安定性。全体的にはゆったりとした動きながらフェザー先端部はひじょうに艶かしく動きます。写真のパターンは岩波明彦氏考案。名称は“タテガミ(MANE)”状の形状から。
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[ヘア・ウイング・タイプ]
(パープリン・バックテイル)

| ヘアは主にバックテイルが使われます。このタイプの特長は、まず鹿毛ならではの浮力。安定性に帰結。続いてカラーの混合によるリアルな色合い。数色のヘアは小魚の体色表現ですが(ボディも含めて)水中では混ざりあった部分が絶妙にグラデーションがかります。高速で動けばさらにです。そもそもは高速リトリーブ用で硬質なヘアはマラブーなど柔軟なフェザー類と違いトラブルがまず起きません。変形度も低いため、それゆえに効く時には効きます。なおヘアを多めにつけると抜けやすくなります。少なめで充分。 |
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[ラビット・マツーカ・タイプ]
(RMソーレ)

| 上記マツーカのウイングを皮革つきのファーにしたもの。水中でファーに生じる浮力はひじょうに高く、しかもボリュームも大のため安定性は抜群です。そのためキャスティング時に受ける抵抗が大、沈下速度が遅いという若干の難点もありますが、それをカバーして余りあるのが水中での動き。人為的操作や流水抵抗を微妙に、しかも的確に動きや形態に反映。「動態性」と呼ぶにふさわしいものがあり、まさに小魚風となります。ウイング材にはラビットが多用されますが、マスクラットやミンクもまた違った特長があります。
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[ゾンカー・タイプ]
(クロトキン・キール・ゾンカー)

| “ZONKER”は左タイプの改良版として誕生。シャンクのエンド部分とヘッドのみで固定。ボディに光輝性に優れ質感もリアルなマイラーチューブ系素材を使うことができます。それも膨らませた状態でです。さらにリアルなボディが完成。キールタイプのメリットは水底の岩などに引っかかりにくいこと。なおゾンカーの場合、アップアイフックを使うとキール状になりませんのでご留意のほど。「黒と金」の組合せは鱒に対するアピール度が極めて高いというのが定説。“特に大イワナに効く”。これは杉坂研治氏の卓見です。
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[バガー・タイプ]
(コーンヘッド・ウーリー・バガー)

| ウーリーバガーを私は“水中型フライのエルクヘアカディス”と称しています。“比較的簡単に巻けて使いやすく、しかもよく釣れる”からです。どちらのフライもフライフィッシングの敷居の高さを一挙に低くしてくれました。ウーリーバガーは柔軟でやや長めのテールとハックルド・ボディが定形となっています。サイズやカラーによってリーチやミノー、メイフライニンフからカディスピューパ、シュリンプ、クレイフィッシュ(ザリガニ)までカバー。テールの動きは誘い効果満点。ヘッドを重くするとさらにです。
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[マドラー・タイプ]
(マドラー・ミノー)

| “MUDDLER MINNOW”は今世紀初頭に米国で考案された名鉤。本来はカジカに似た小魚(ミノー)のイミテーション。カジカは日本でも時に大型魚の餌に。オリジナル自体はヘッドが大きくエラも張り、まさに“SCULPIN”。その後、改良が重ねられて今日のスタイルに定着。日本ではヒゲナガのハッチ時に古くから使われ相当の効果をあげてきました。サイズや浮かせ方・沈め方次第でマルチ対応が可能です。バリエーションも多く、中でもウイングにマラブーを使った「マラブーマドラー」が有名です。
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