無印良品キャンプ場 外あそび
季節はずれ、だから発見できることがあります。冬のサーフィンを楽しむ理由 渡辺卓郎◎編集者 No.007
 「なんでだろう?」って思うんです。「なんでこんな寒い朝に海に向かってるんだろう?」って。サーフボードを抱えて自転車に乗ってる時に思うんです。
 台風の季節が終わると夏の匂いは跡形も無くなって、グングンと寒さがやってきます。街ではダウンジャケットを着て、ブーツを履いて、グローブなんてして「寒い寒い!」なんて半ば怒りながら歩いているのに、海に向かう時は「ビーサン(ビーチサンダル)」です。しかも浜辺に下りてウェットスーツのジッパーを上げると、「ウォー!」と(心の中で)叫んで、海に向かって走ってるんですよね。波が良かったりすると笑顔を浮かべながら・・・。これは海の魔力なのでしょうか?確かに寒い、でも“楽しい”ことの方が多いのが冬のサーフィンです。
 すいています。ビーチに人の姿は少なく、寒ければ寒いほど海に入る人の数は少なくなります。水がキレイ。僕が暮らす鎌倉の海だって、夏は悲しくなることも多いんですけど、冬は澄んでいます。
 さらに、空がとにかく美しい!これが一番の冬の楽しみ。サーフィンは波に乗る遊びです。が、なにも海ばかり見ているわけじゃないんです。ビルも家も建っていない、車も電車も走っていない、遮るものがなにもない海の上で、空を眺めて呼吸をする。そんな楽しみがあるんです。
 日の出が遅い冬のシーズンは、東京への出勤前1ラウンドのタイミングが、ちょうど朝焼けの時(夏は午前5時前に起きなきゃいけません)。この美しさはお見事!贅沢です。
 ハッキリ言って寒いです。砂浜は凍ってシャリシャリしてるし、鼻水だっていっぱい出ます。ドルフィンスルーで潜ると、かき氷を食べた時みたいにコメカミが「キン!」って響きます。でもそれにも増して楽しいですよ、冬の海あそび!
 夏の海しか知らない、という方こそぜひ出かけてみてください。人が少なく静かでキレイな海と空。都会ではできない深呼吸をしましょう。

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渡辺卓郎
月刊ソトコト編集部員。マンゴーと海遊びが大好きな鎌倉住人。「最近、もしかしてケガの治りが遅くなったかも!?」と感じだした三十路一年生。


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