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山の暮らしには、少し暗いイメージがつきまとっていますが、山あそびは明るい感じがします。山あそびには、渓流釣り、山菜取り、キノコ採り、登山(クライミング、トレッキング)、沢登り、森林観察、山野草の観察、バードウオッチング、写真撮影、冬期間でのスノーモービル、山スキーなど沢山の遊びがあり、最近では、その遊びの幅がどんどん増え裾野が広がっているのが現実です。
四季の変化が、はっきりしている日本の山には、多様性があり、その多様性こそが、様々な遊びを可能にしていると思います。
私が暮らす飛騨の自然には、他の地域とは少々異なる特徴があります。東側には飛騨山脈、西側には白山の山並みに囲まれ、植物に限定するだけでも高山植物、北方系の植物、更には日本海要素、太平洋要素など様々な影響で、多くの種と変化に富み、奥の深い生態がそこにあります。同じ様に山も谷も非常にダイナミックな迫力と美しさがあります。
さらに、森林にはいると、ナラ、クリ、ミズナラ、カツラ、ブナなど広葉樹の老木や大木を見上げる時、私はその姿に圧倒されます。大地にしっかり根を張り、厳しい自然の中を耐えぬき年輪を重ねた樹には、「古代より神は木の枝で休み、木をつたって降りる」と言う考え方がありました。代々の先祖は、木に頼り、山を、谷を、生活の多くの糧(カテ)として山や森とともに大切に暮らしてきました。
一方の、針葉樹の林内も楽しいものです。針葉樹の中でも、直径50cm以上のスギ、ヒノキ等の大木の根元近くには、少々盛り上がり樹皮を押し出すような丸い部分があり、広葉樹のクリ、ナラ、ミズナラのコブは比較的丸い形になっていて単一的であり、あまり面白いものではないのですが、この違いに興味をひかれるものです。
このコブを箆(へら)や鉈(ナタ)で取り出し、皮をきれいにむいてみると様々な変わった形のコブが出てきます。針葉樹のスギ、ヒノキにできるコブは、2〜3cm位から大きくなると20cmにもなり、その形は虫や動物を思わせる姿に見えて楽しいものです。
このコブを綺麗に磨いて、箸置きやキーストラップなどにして自分で使ったりプレゼントしたりして楽しんでいます。
コブは採っても、木を痛めず、その成長に影響を与えず、迷惑をかける事はありません。広葉樹と比べ、少々人気のない針葉樹ですが、私にとっては、宝の山で、スギ、ヒノキの観察とともに、コブを探して自然の中で過ごす事は、一服の清涼剤になっています。

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昭和25年12月19日 飛騨、久々野生まれ。
山林作業の10年従事のあと現在は会社勤務(クリアシステム)。
ライフワークとして、キノコ、山菜に興味を持つ。
雅楽集団 雅塾会員、アルコピアスキー学校でスキー指導
(財)飛騨福来心理学研究所会員 評議員
一年を通じて山に関わりを持ち人と山、山と生活、歴史に関心をもつ。
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