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MTBに乗って山の具合を見ながら脇道へ脇道へと走ると、少々のオフロードに出会うことがあります。行き止まりだったり、ゴルフ場に出たりすることもしばしば。多少の経験を根拠としていますが、だいたいが「あてずっぽう」です。
数百メートル走ったところで、山を挟んで入り口とは反対側の街に降りてしまうこともあります。そんなときは地図格納式のハンディGPSはとても便利です。見慣れない麓の街に降りても、現在地がすぐに確認できますから。このようにして見つけたオフロードのいくつかを繋ぎ合わせれば、都市の郊外でも自分だけのMTBコースが楽しめます。
しかし心情としては、GPSに多少の抵抗を感じずにはおれません。デンパ系ということを差し引いても。
GPSに頼りすぎると、景色の印象は確実に薄れるからです。無意識のうちにGPSの画面を注視すれば、そのぶん景色への関心が薄れるのは当たり前。その点、地図を読みながらツーリングすると、数年後に両の瞼を閉じても景色が広がる。そのような効果も期待できます。
GPSの有無にかかわらず、地図読みのテクニックは、外あそび、もちろんドライブでもとても重要です。
読書テクニックとして「行間を読む」なんて言いますよね。地図読みはそれと同じ感覚ですが、GPSがあると行間を読む必要がほとんどありません。だって、多少の誤差があっても現在位置をはっきりと教えてくれますから。遊びにおいて極度な「便利」は、「退屈」に変わることもあるのです。
あてずっぽうでオフロードを探すにも、若干の根拠があるんです。バサバサっと地図を広げて周囲を見渡してきた経験の積み重ねが下地になっているからです。ところで、ある本によると現場を見ていない「上司は思いつきでものを言う」らしいのですが、ひょっとしたら、経験の質や量と思慮深さがあって、すばらしいアイデアを素早く「思いつく」上司もいるのではないかなと思いました。余談ですが。
ハンディGPSが教えてくれたのは、現在位置だけではないようです・・・。進めー!

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| フリーライター。MTB好きが高じて、自転車専門誌を中心に原稿を執筆。自転車のグリップは断然細身、パソコンにはマウスよりも断然トラックボール。外あそびも家あそびも、等しく小事に執着するオタク。「こだわりの人」と言うと今っぽい。
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