|
安達 宏之(あだち・ひろゆき)自然保護活動
三番瀬フォーラムの事務局長
●プロフィール
東京湾のいちばん奥に残る最後の干潟・浅瀬「三番瀬(さんばんぜ)」の保全保護活動を行う。三番瀬フォーラムの事務局長を1998年からしています。もともとダイビングをしていたのですが、身近な海・三番瀬の存在はずっと知りませんでした。近所におもしろい海があると聞いて、なんとなく行ってみたのがきっかけで、その自然の魅力と埋立計画を知って、三番瀬の保全活動を10年近く続けています。また、三番瀬とは別
に、栃木県茂木町で田んぼ(3反2畝)も所有しています。仲間たち10人で、地元の方のご指導のもと、田植え、草刈り、稲刈りを毎年しています。週末は三番瀬か茂木のどちらかにいることがほとんど。
●キャンプ場との関わり
泊りがけで農作業をするときは、ナラやクヌギに覆われた小さな山の中でキャンプをしています。山の中腹にはみんなでつくったデッキがあります。この上にテントを張って過ごします。これがまた楽しい。仲間や地元の方々、時には遠方からやって来る人も混じって、夜は愉快な宴会です(暴走する人もいますが…)焚き火の煙と明かりに包まれて、うまい酒を飲むと、眠りこけて石になる人も。その幸せそうな顔が、みんなをまた幸せな気もちにさせてくれます。そういえば、最近、忙しくて日帰りばかりだなぁ。
●活動内容
三番瀬(さんばんぜ)は、千葉県市川市行徳から船橋市の沖に広がる東京湾奥部に残された最大かつ最後の干潟・浅瀬の海です。昭和30年代以降の開発により、そのほとんどが埋め立てられましたが、1200ha程のエリアが、かろうじて残されています。海岸線は埋め立てにより人工化されているものの、船橋側を中心に干潟が広がり、干潮時の水深が1m以内の浅海底は沖合約3kmにまで延びています。アサリやバカ貝、イシガレイなもここで生まれたり育っていきます。浅瀬の養殖漁業としても知られる海苔漁も盛んで、日本一高価な海苔を生産しています。千葉県では、この残されたエリアの2/3を埋立てる開発計画を発表しましたが、三番瀬の自然を保全する目的で、1991年に市民団体「三番瀬フォーラム」を発会いたしました。三番瀬フォーラムでは、三番瀬の豊かさを後世に伝えられるように、生態系の保全・再生を軸にして、街と海の関係も再生させたいという立場から、シンポジウムやトークライブなどを開催し、三番瀬埋め立て計画に対してさまざまな提言を行っています。1999年になって、千葉県はようやく大幅な埋立て縮小計画を提案。今後も開発と保全の意見を交換し、環境に配慮しながら、実現できる計画を模索していくことになりました。また、東京湾に残された三番瀬の自然を知ってもらうためのイベントとして、3月から9月くらいまで、船で干潟に行く三番瀬干潟散策会を毎月開催。この他にも、江戸前の塩づくり体験、三番瀬料理会、三番瀬祭りなどなど楽しいイベントもたくさん行っています。是非遊びに来てください!
ネイチャー・フレンズリストへ戻る
|